安全登山の心得

計画を立てる 計画を立てる

計画こそが安全登山の第一歩。
どの山に、どのルートから登るのか、登山地図を入手し、コース全体を俯瞰して危険箇所を予測します。
入山から下山までの通過するポイントと所要時間を算出し、下山時刻まで想定できたらひとまず完成です。

計画こそが安全登山の第一歩

共有する 共有する

計画を立てたら登山をする本人だけに留めず、同行者にも必ず共有しましょう。
同行者がいない場合にも、家族や友人に計画を残していくことが大切です。
万が一、 遭難したという時に捜索の手がかりとなります。


装備を整える 装備を整える

登山靴、ザックのほか、速乾性に優れたアンダーウェア、雨から身を守るレインウェアが重要です。日帰りでもヘッドライトは必携装備のひとつ。
登山の専門雑誌や書籍を参考に、計画した山のレベル、季節に合った装備を用意しましょう。

日帰りでもヘッドライトは必携装備のひとつ

体調を管理する 体調を管理する

当日までの体調管理は万全に。
登山の基本は「早出早着」。天気が不安定になる午後の行動を避けるためです。普段の生活より早朝からの行動が求められるので、 睡眠不足になりがちなので、数日前から慣らすようにしましょう。


天気を判断する 天気を判断する

せっかく計画を立てたのに、天気予報はあいにくの雨。
雨具を着て行動することできますが、荒天が予測される場合は危険度が高まるので、潔くリスケしましょう。 こんな時のために「山は逃げない」という言葉があるのです。

雨の山は霧で薄暗く、木道などは滑りやすい。

登山届を出す 登山届を出す

入山する前に「登山届」を提出しましょう。
山によって、自治体によって条例で義務付けられている場合もあります。予定している登山経路を記すほか、同行者名や連絡先、自宅の連絡先、装備の内容などを記入してください。出発前に記入しておくと登山口でスムーズです。

登山届サンプルPDF(外部のサイトが開きます) >

出発前に記入しておくと登山口でスムーズ

準備運動を必ず 準備運動を必ず

登山は「全身運動」です。
スポーツをする前と同じで、入山前には準備運動を行いましょう。関節を大きく動かし、体を温め、息を少し上げてから登り始めれば、膝や腰のケガ、心肺機能への急な負担は回避できます。


水分補給・エネルギー補給 水分補給・エネルギー補給

登山は長時間、全身の筋肉を動かします。
荷物を背負っての山道の登り下りは、汗をかき、エネルギーを消費します。登山中はこまめな水分補給を心がけ、適宜行動食を採ってエネルギー切れにならないようにしましょう。また、ルート上の水場を確認して必要量の水を用意しましょう。

ルート上の水場を確認して必要量の水を用意しよう

15時までに行動を終える 15時までに行動を終える

山の天候は午後になるほど不安定になります。
夏は雷が起きやすく、冬は日没が迫るため、15時までにはその日の行動を終えるように計画します。また、想定より行動が遅れている場合には、早めに引き返すなどの判断も必要です。

樹林帯では早く暗くなってしまう

地図で常に現在地を確認。迷ったら引き返す 地図で常に現在地を確認。
迷ったら引き返す

地図を持っているだけでは無意味です。
行動中、地図を見ながら、自分がどこにいるのか常に確認しましょう。万が一、道に迷ったら引き返す勇気が必要です。登り返すこともありますが、闇雲に下るより、現在地がわかる場所まで引き返す方がはるかに安全です。
日没近くなればむやみに動かず、最大限の暖かい恰好でビバーク(緊急野営)という手段も。不慮の事故やケガで動けない場合は最悪の事態です。地域の警察や消防に救助要請をしましょう。


おまけ

登山は計画で行程を想像する時から、登山を終え、写真を見返したりすることも楽しい時間になります。
行程を振り返ったり、行った山のことを書籍などで調べ直したりすることで、一つの山行が豊かな経験となり、次の登山へとつながっていきます。安全で楽しい登山を続けていきましょう。


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